楽しむということ
今年も流氷まつりの雪像づくりを楽しんだ。
雪像づくりは今回で8回目。平成19年に職場の同期や年齢の近い仲間と作り始め、平成24年までは6年連続で雪像をつくった。最初の頃は、呼人でやってたイベント「あったか網走」のかまくらづくりも同時にやったり、「デカいほうが見栄えがいい!」なんて思って、実力以上のデカさの雪像をつくって苦労したりもしたけど、作業を楽しくやるというコンセプトだけは忘れずにやってきた。作業中はもちろん真剣だけど、現場にはいつも笑い声が響いていた記憶がある。
◆まずは足場とコンパネで枠を組んで雪を入れ、一晩おいて固める。
◆一晩経ったら枠をはずし、下絵を描いて大まかに削る。
細かいことを考えずに削れるので、なかなか楽しい。
そんな楽しい雪像作りだったけど、自分が体調を崩してしまい、平成25年から4年間は活動できなかった。でも、ちょっと調子が戻ってきた平成29年には、なんとか親子3人で雪像づくりを再開できた。
大人数を束ねるのは体調的にまだ辛いけど、親子だけでも雪像づくりを再開しようと思えたのは、いままで楽しく雪像をつくってこられたからだと思う。辛いだけのものだったらきっと、また始めるというきもちにはなれなかった。
「やらなければならない」という義務感よりも、「楽しいからやりたい」という気持ちのほうが、物事を続けていくのには大切なのだ。
◆徐々に形がみえてくる。削り方も少しずつ繊細に。
◆目や口などの細かい部分は、ドライバーで少しずつ削っていく。
これはこれで楽しい。
そして今年、自分の娘たちも含めた「たぐらぐびー倶楽部 Leikki」の子供たちと雪像をつくることができた。もちろん一番大切なのは楽しむこと。(大前提として、安全に配慮してケガをしないことがあるが。)
そもそも、「Leikki」を今年度から立ち上げたのは、タグラグビーを通して楽しみながら体を動かして、スポーツを好きになってほしいという思いとともに、スポーツ以外の様々な体験(雪像づくりなどの市民活動も含む)もみんなで楽しみながらやっていきたいという思いがあったから。自分はラグビーが好きだから、子供たちが将来ラグビーをやってくれたり、ラグビーのファンになってくれたら、これほど嬉しいことはないが、そんなことよりも、「Leikki」での活動を通じて様々な経験をしたり、体を動かすことが楽しいと思ってもらえることが一番大切だと思っている。そのきっかけとなる道具がたまたま楕円球(ラグビーボール)だったというだけのこと。長々と書いてしまったが、そんな思いもあり、今年度はタグラグビー以外に、「はな・てんと」の花植え、藻琴山登山に加え、今回の雪像作りにも挑戦したわけだ。
結果、今年も楽しく雪像づくりに取り組むことができた。(と、自分では思っている。)しかも、「新人賞」獲得というご褒美までいただくことができ、子供たちにとってはとても良い経験になったのではないかと感じている。
◆見事に新人賞を獲得
「楽しい」経験は、「またやってみたい」「続けてみたい」「新しいことに挑戦したい」という意欲につながる。雪像づくりで「楽しさ」を感じた子供たちが、小学校を卒業してからも雪像づくりを続けたり、大人になってから雪像づくりや同じような市民活動に自らの意思で参加する。これが「Leikki」で様々な活動に挑戦する一番の目的だ。面白くなかったり辛いだけの思い出しかないことを続けたり、またやってみたいと思うのはなかなか難しい。だからこそ、「Leikki」で楽しく活動していくことで、いろいろな活動に挑戦したいと思えるきっかけを、たくさん作ってあげられればと思う。
◆もちろん、まつり本番も楽しむ!流氷まつりは昼も夜も楽しめる♪
そんなわけで、これからも「Leikki」で子どもたちをたくさん楽しませていきたい。楽しむことが、きっと子供たちの将来を豊かにしてくれるはず。
◆メイン像
今回のテーマはゴールデンカムイ!
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